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マイ・ラスト・ソング アンソロジー

COVER ALBUM (CD) COCP-42002-3 / 2023.05.03 / ¥4,000(税抜) [通販はこちら]

DISC 1 My Last Song -New Recording-
朗読:小泉今日子
唄・ピアノ:浜田真理子
サックス:Marino(Track 10「街の灯り〜MR. LONELY」)

■配信アルバム同時リリース
マイ・ラスト・ソング アンソロジー
2023/5/3配信
デジタル・リリースver COKM-44354
https://columbia.jp/prod-info/COKM-44354/

演出家・久世光彦が残した「言葉」と「音楽」を伝える。 小泉今日子&浜田真理子 久世のエッセイ『マイ・ラスト・ソング』を唄と朗読で初CD化! 5月より全国ツアーもスタート!

俳優・小泉今日子とシンガーソングライター・浜田真理子が、「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」などの名ドラマを数多く残した稀代の演出家・久世光彦のエッセイ『マイ・ラスト・ソング』の世界を唄と朗読で表現。
2023年5月〜6月の全国ツアーでは、エッセイに登場する昭和歌謡と久世光彦の想いを聴かせるステージを巡演します。

久世光彦は演出家としてテレビドラマ「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー」などのヒットドラマを生み出した一方で、作詞家・小説家・エッセイストとしても活躍。そんな久世が14年間に渡って綴ったエッセイ『マイ・ラスト・ソング』は、「死ぬ間際に聴きたい歌を1曲選ぶとしたら…」をテーマに久世が愛した昭和の流行歌と忘れえぬ人たちとの思い出を描き出したエッセイ集。

小泉にとって久世は、ドラマ「あとは寝るだけ」に17歳で出演して以来、恩師と呼べる存在でした。2006年に久世が急逝した後、恩返しとして何かできないだろうかと考えた際に実現した企画が、浜田と共に唄と朗読で『マイ・ラスト・ソング』をステージで再現することでした。浜田自身も昭和の歌のカバーを歌い継ぎ、そして久世のドラマを観て育った世代であったため、この企画を快諾しました。
こうして2008年に初演を迎えた『マイ・ラスト・ソング』のステージは全国で好評を博し、実に15年を迎えるロングラン公演となり、2023年遂に待望の初CD化が実現。

本作はCD2枚組で、DISC1には『マイ・ラスト・ソング』のステージを再現した、浜田真理子の弾き語りの唄と小泉今日子による朗読が新録で収録。また、DISC2にはエッセイ『マイ・ラスト・ソング』から厳選した19曲のオリジナル楽曲を収録し、久世光彦が伝えたかった世界観をたっぷりと堪能することができます。
5月より全国ツアーもスタート。

【小泉今日子コメント】

演出家、久世光彦さんから学んだ俳優としての矜持。
文筆家、久世光彦さんから気づかされた言葉の力。
「マイ・ラスト・ソング」では恩返しの気持ちで久世さんのテキストを読む。
背筋がすっと伸びて気持ちがよい。
念願のCD化、浜田真理子さんの声とピアノで奏でる唄は天国にだって届くはずだ。

小泉今日子
1982年に歌手としてデビュー。2015年制作会社『明後日』を立ち上げ、舞台や音楽イベントなどの演出やプロデュースなどにも従事している。17才のときに久世光彦氏に出会い、演技や文章など大切な事を全て教わった。以来、久世を恩師と仰いでいる。

【浜田真理子コメント】

久世光彦さんとはお会いしたことがないのにとても身近な存在になりました。「マイ ラスト ソング」のアイディアはシンプルなようでいて、自分の来し方行く末に思いをはせるとても深い深い試みだと思います。

浜田真理子
1998年1stアルバム『mariko』でデビュー。各地でのライブ活動を中心に、アーティスト、映画、ドラマへの楽曲提供も多数。2014年エッセイ集『胸の小箱』が第1回島根本大賞受賞。全国の熱いファンに支えられ歌の旅を続けている。

【プロデューサー・佐藤利明(オトナの歌謡曲プロデューサー)コメント】
久世光彦さんの「マイ・ラスト・ソング」の世界を、小泉今日子さんの朗読、浜田真理子さんの歌声で綴った、念願のアンソロジー・アルバムが誕生しました。本、舞台、そしてこのアルバムで「久世さんが残してくれた歌」への旅をご一緒に・・・

久世光彦
1935年−2006年。東京大学文学美術史学科卒後、TBS入社。演出家として『時間ですよ』、『寺内貫太郎一家』等、数多くのドラマを手がけた。1993年、向田邦子ドラマシリーズ『女正月』(TBS)で芸術選奨文部大臣賞を受賞。2003年『センセイの鞄』(WOWOW)で文化庁芸術祭優秀賞を受賞。著書『一九八四年冬―乱歩』第七回山本周五郎賞受賞を受賞。

DISC 1 My Last Song -New Recording-

  1. [朗読1]マイ・ラスト・ソング あとがき
  2. みんな夢の中
  3. 離別(イビョル)
  4. [朗読2]朧月夜
  5. 朧月夜
  6. [朗読3]月の砂漠
  7. 月の砂漠
  8. [朗読4]さくらの唄
  9. さくらの唄
  10. 街の灯り〜MR. LONELY
  11. [朗読5]港が見える丘
  12. 港が見える丘

DISC 2 My Last Song -Originals-

  1. 港が見える丘 / 平野愛子
  2. バイヤ・コン・ディオス / レス・ポール&メリー・フォード
  3. 酒は涙か溜息か / 藤山一郎
  4. 蘇州夜曲 / 山口淑子(李香蘭)
  5. 小さな喫茶店 / 中野忠晴
  6. 森の小径 / 灰田勝彦
  7. 二人の瞳 / 美空ひばり
  8. 時の過ぎゆくままに / 沢田研二
  9. 涙のワルツ / パティ・ペイジ
  10. プカプカ / ザ・ディランII
  11. 月の砂漠 / 森繁久彌
  12. 爪 / ペギー葉山
  13. 円舞曲(わるつ) / ちあきなおみ
  14. さくらの唄 / 美空ひばり
  15. 涙から明日へ / 天地真理
  16. 思い出さないで / 島崎恵子
  17. リリー・マルレーン / マレーネ・ディートリッヒ
  18. 街の灯り / 堺正章
  19. みんな夢の中 / 高田恭子

MARIKO IN CONCERT

LIVE ALBUM (CD+DVD) COZP-1974-5 / 2023.02.18 / ¥5,000(税抜) [通販はこちら]

それがライブ
今日と同じ日はもう来ず、今日と同じ歌は二度と歌えない…

浜田真理子が2019年から開始した上野「東京文化会館」でのコンサート。コロナ禍の中、2020年から2022年にかけて実施された3回の公演の模様をCD+DVDでパッケージした記録的作品集。そこには歓声も声援もないが、浜田真理子の歌とピアノ、そして暖かく降り注ぐ拍手の音で満たされている。
彼女のコンサートでは定番のナンバーが多く並ぶ中、2020年公演の「ヨイトマケの唄」は圧巻と言える鬼気迫る魅力に溢れており必聴。

視聴動画

DVD
1〜6. 2020「まりごころ」より
7〜13. 2021「風待ち」より

CD

  1. 貝殻節 (2020 Live)
  2. ミシン (2020 Live)
  3. ROAD (2020 Live)
  4. あなたなしで (2020 Live)
  5. ヨイトマケの唄 (2020 Live)
  6. 教訓 I (2021 Live)
  7. 風待ち (2021 Live)
  8. 青い月のワルツ (2021 Live)
  9. Mariko's Blues (2021 Live)
  10. for You... (2021 Live)
  11. 花いちもんめ (2021 Live)
  12. たましいのレストラン (2022 Live)
  13. 予感 (2022 Live)

DVD 2020「まりごころ」/2021「風待ち」

  1. 夢の中で泣いた
  2. 貝殻節
  3. 哀しみのソレアード
  4. 森へ行きましょう
  5. 流れ星
  6. ヨイトマケの唄
  7. 教訓 I
  8. 風待ち
  9. 青い月のワルツ
  10. しゃれこうべと大砲
  11. for You...
  12. カノン
  13. わたしたちのうた

MARIKO HAMADA LIVE 2017~2019 vol.2

LIVE ALBUM (CD) CAM002 / 2020.02.04 / ¥2,300(税抜) [通販はこちら]

久保田麻琴の録音MIXによる5年ぶりのライブ盤Vol.2バンド篇。浜田真理子自身が2019年秋に立ち上げた新レーベル「カメリアレコーズ」よる第二弾。

Billboard Live TOKYOから、地元松江の島根県民会館まで、ホールやライブハウスでの録音を久保田麻琴プロデュースによりまとめたもの。伊藤大地、加瀬達、檜山学、服部正美、池村真理野ら強力なサポートメンバーとともにライブでの人気オリジナル曲「ミシン」やあがた森魚とのデュエット曲「赤色エレジー」も収録。黒田京子、喜多直毅との「リリーマルレーン」は白眉。ボーナストラックは浜田が担当した、地元山陰を走る観光列車あめつちのテーマソング「あめつちのテーマ」。2019年秋に浜田が立ち上げたレーベル「カメリアレコーズ」よりリリース。帯コメントはおおたか静流。

収録曲

  1. ミシン
  2. 上海リル
  3. Since I Fell For You
  4. 夕陽が泣いている
  5. 赤色エレジー
  6. リリーマルレーン
  7. わたしたちのうた
  8. ヨコハマ・ホンキー・トンキー・ブルース
  9. 場末哀歌
  10. ラストオーダー
  11. あめつちのテーマ(ボーナストラック)

参加ミュージシャン

加瀬達(b): M-1~5, 7~11
檜山学(acc)(key) : M-1, 3~5, 7~11
服部正美(dr): M-5
伊藤大地(dr): M-1, 3,4, 7~11
池村真理野(sax): M-1~4, 7~11
黒田京子(p): M-6
喜多直毅(vn): M-6
あがた森魚(guest vocal): M-5

収録場所

M-1, 3, 10: 渋谷クラブクアトロ 2018/6/19
M-2: モーションブルー横浜 2019/5/31
M-4, 7 , 8, 9,11 : 島根県民会館 2019/3/2
M-5: ビルボードライブ東京 2017/4/13
M-6: めぐろパーシモン大ホール 2018/7/7

Produced and Mastered by Makoto Kubota
Recorded between 2017 and 2019
by Moky Tanizawa, Hiroshi Iguchi, Nobuyoshi Aizawa, Hideyuki Oimatsu and Makoto Kubota
Executive Producer Mariko Hamada (Camellia Records)

Art Work by Taina Lima
Design Coordinated by yamasin(g)

MARIKO HAMADA LIVE 2017~2019 vol.1

LIVE ALBUM (CD) CAM001 / 2019.11.07 / ¥2,000(税抜) [通販はこちら]

久保田麻琴の録音MIXによる5年ぶりのライブ盤Vol.1ソロ篇。浜田真理子自身がこの秋立ち上げた新レーベル「カメリアレコーズ」よる第一弾。

Billboard Live TOKYOから、地元松江の島根県民会館まで、ホールやライブハウスでの録音を久保田麻琴プロデュースによりまとめたもの。ライブでの人気オリジナル曲から、遠藤ミチロウ「カノン」、里花「流れ星」、ブルームーンカルテット「すべて失ってもいい」のカバー曲も収録。ライブゲストあがた森魚とのデュエット「春の嵐のヨルノ手品師」も収録。この秋浜田が立ち上げたレーベル「カメリアレコーズ」よりリリース。「カメリア」は松江の花、椿のこと。帯コメントはアメリカ在住の伝説のシンガーソングライター金延幸子。

収録曲

  1. 流れ星
  2. 祭りの花を買いに行く
  3. のこされし者のうた
  4. 琥珀色慕情
  5. 十五夜
  6. mate
  7. Mariko's Blues
  8. 胸の小箱
  9. 春の嵐の夜の手品師
  10. カノン
  11. すべて失ってもいい

LOUNGE ROSES -浜田真理子の昭和歌謡

COVER ALBUM (CD) COCP-40540 / 2018.11.17 / ¥2,700(税抜) [通販はこちら]

収録曲

  1. 東京ドドンパ娘
  2. ブルー・ライト・ヨコハマ
  3. ウナ・セラ・ディ東京
  4. 夜霧よ今夜も有難う
  5. 愛のさざなみ
  6. つぐない
  7. 風は海から
  8. ヨコハマ・ホンキー・トンキー・ブルース
  9. 夕陽が泣いている
  10. プカプカ
  11. 一本の鉛筆

久保田麻琴プロデュース。浜田真理子が歌う真っ直ぐな昭和歌謡

シンガーソングライター浜田真理子が、彼女の音楽的ルーツでもある昭和歌謡を歌うカヴァーアルバム『LOUNGE ROSES -浜田真理子の昭和歌謡』を11/17リリース。
“音の魔術師” 久保田麻琴プロデュースによるサウンドは懐かしく、そして今日的な魅力を湛えて彼女の歌声を包んでいます。本作は彼女の真っ直ぐな歌によって、歌謡曲が持つメロディーの良さや歌詞の深みがより際立って聴こえ、演奏には伊藤大地や加瀬達などの実力派プレイヤーが参加して名曲たちに新たな魅力を加えています。

視聴動画


浜田真理子 「 mariko(アナログ) 」

LP (LP) FJSP334 / 2018.11.21 / ¥4,650(税抜) [通販はこちら]

レーベル SUPER FUJI DISCS
フォーマット LP(レコード)
規格番号 FJSP334
通販番号 1007690682
発売日 2018年11月21日
EAN 4988044040601

収録曲

  1. THE CROW
  2. SYUJI
  3. のこされし者のうた
  4. SEPTEMBER
  5. Mariko's BLUES
  6. song never sung
  7. COUNTRY SONG
  8. AMERICA
  9. WALTZ FOR WOODY

浜田真理子ファーストアルバム、発売20周年記念!
不朽の名盤を豪華仕様で待望の初LP化!!

【解き放たれる、浜田真理子の比類なき“声のちから”】
それはうんと希釈され気づかない香水のように在って、いつも少しだけ遠くから、真っ直ぐ寄り添ってくれているような感覚があります。この比類無き“声のちから”はジャンルも軽やかに跳び超えてしまいます。オリジナル/カバーに限らず、どんな形態の音楽を歌おうと、演奏メンバーや制作関係者が異なったとしても、唯一無二の浜田真理子の世界は普遍です。
リスナーへ向かって聴かせてくれる力というのではなく、想いを巡らさせてくれる場所をそっと用意し、むしろ聴きに行かせてくれる場所を道しるべのように示すのが浜田真理子の“声のちから”の在り方のように感じます。

【歌姫デビュー20周年記念盤「Mariko」LP】
そしてこの度、黒い“Mariko”が初アナログ盤にて蘇る事になりました。
これは1998年に浜田真理子の盟友である因幡修次が企画を持ち込みプロデュースを担当しました。“出雲の荒ぶる魂”或いは“平成の琵琶法師”と呼ばれ、英国で開催された前衛ロック・フェスに招待された事もある異形の天才シンガー・ソング・ライターが因幡修次です。自らの音楽スタイルの怪物ぶりを封印し、熱血で男気のある因幡修次のプロデューサーとしての仕事ぶりに引っ張られながらの制作状況だった当時を思い出します。
その熱い使命感に先導されていたのは私(エンジニアを担当)のみならず、おそらく浜田真理子自身もそうではなかったのかな?などと振り返っています。個人的に黒い“Mariko”の黒には、前述した浜田真理子の比類なき“声のちから”の吸引力にゆっくりと導かれながらカオスが螺旋状に音楽を生成してゆくイメージがあります。
現在の定番となった昭和歌謡のイメージやカバー曲が一切含まれておらず、殆どが英語で歌われている事もあり、他の作品と比べると確かに異質の存在が黒い“Mariko”なのかもしれません。そしてあまり触れられる事がない、比類なき“声のちから”と同様にして在るといっても過言ではない、意思を感じる静寂、そしてピアノにも浜田真理子ならではの響きがあります。
この存在を今考える時、強く想う事があります。因幡修次、録音担当の私、そして主役の浜田真理子ですら関与できない、見えないけれど何か大きな力の渦に巻き込まれ、召集させられたのが、この3人であり、作ったのではなく創らされたんじゃないのかなどと想いは巡ります。もう再現は不可能な当時の状況であり、黒い“Mariko”の存在がその証しだと言えるような気がしています。
黒い“Mariko”の初LPレコオド化は、1998年CD制作当初から私の中ではずっとアナログのイメージが強くあり、逆説的な意味で遂に完結するんだなという思いもあります。CDでは諦めていた真っ当なジャケットで黒い“Mariko”そして歌姫を煌く羽衣(実際は暗黒)で包んでやれる事に喜びを感じています。黒い“Mariko”の30cmLPレコオド、美音堂から既発売CDの黒い“Mariko”(SFS-002)の方も併せてよろしくお願いします。

持田幸生(PLANKTONE RECORDS)記

浜田真理子 「 NEXT TEARDROP 」

ALBUM (CD(紙ジャケット仕様)) VSCD9733 / 2018.06.06 / ¥2,700(税抜) [通販はこちら]

[音楽配信サービスへのリンク]

浜田真理子/ネクスト・ティアドロップ
Mariko Hamada/NEXT TEARDROP

品番:VSCD9733
バーコード:4540399097336
税抜価格:2700円
フォーマット:CD(紙ジャケット仕様)
レーベル:VIVID SOUND

2018年で活動20周年を迎える浜田真理子のNewアルバム『NEXT TEARDROP』が完成。
前作に引き続き、久保田麻琴が全編プロデュース。大沢伸一の書き下ろし曲も収録。

視聴動画

収録曲

  1. 青い月のワルツ Prelude
  2. まちあわせ
  3. あなたから遠くへ
  4. さつきの憂うつ
  5. Bird
  6. 昨日の森
  7. 夢の中で泣いた
  8. Before the next teardrop falls
  9. 忘れ音
  10. Last Order
  11. サヨナラが降るとき
  12. 青い月のワルツ Postlude

久保田麻琴制作による2枚目。
コンビネーションもこなれてきたせいか作風に軽やかさとオーガニックな味わい、風通しさえ感じさせる。
ライブでもおなじみのメンバー、加瀬達、檜山学、池村真理野、瀬戸龍介に加え、数曲で売れっ子ドラマー、伊藤大地が参加。6月19日の渋谷クラブクアトロで行われるレコ発ライブにも参加する。
7割がたの新曲オリジナルに加え、長く浜田のファンであった大沢伸一の書き下ろし(作詞は浜田真理子)、70年代初頭のレアトラックで金延幸子の名曲がジャジーにカバーされている、など見所、聴きどころ満載である。
全曲まず2インチのアナログテープに一度録音され、プロツールスに移してのポスト作業というスタイルは前作と同じで、暖かく親密な音世界が実現された。

浜田真理子 「 Town Girl Blue 」

ALBUM (CD(紙ジャケット仕様)) VSCD9725 / 2017.02.15 / ¥2,700(税抜) [通販はこちら]

[音楽配信サービスへのリンク]

浜田真理子/タウン・ガール・ブルー
Mariko Hamada/Town Girl Blue

品番:VSCD9725
バーコード:4540399262277
税抜価格:2700円
フォーマット:CD(紙ジャケット仕様)
レーベル:VIVID SOUND

視聴動画

収録曲

  1. 彼方へ
  2. You don't know me
  3. 明星
  4. Chat Noir
  5. Since I fell for you
  6. 静寂(しじま)
  7. なにもない Love Song
  8. Yakumo
  9. 愛で殺したい
  10. Mate
  11. 春の嵐の夜の手品師
  • Produced, Mixed and Mastered by Makoto Kubota ( www.makotokubota.org )
  • Vocal, Piano, Rhodes, Wurlitzer and Hammond Organ : 浜田真理子
  • Additional Players : 服部正美、加瀬達、檜山学、徳竹博文、だいどうじさかえ、池村真里野
  • Recording Engineers : 松下真也 (Studio Dede ), 久保田麻琴 ( Alchemy )
  • Cover Design : Ariyama Design Store

浜田真理子の新作フル・アルバムがリリース決定。
久保田麻琴が全編プロデュース。
Down to Earthな名盤が誕生しました。


久保田さんが連れてきた夕焼けを
真理子さんの声が青い夜の色に染めてゆく。
このアルバムを聴くことは大人の嗜みのような気がした。

小泉今日子


 2016年8月の末、真理子さんが「レコーディングが東京である」というので、松江から東京へ、到着早々に会った。私とは別件の打ち合わせがあったのだ。
「久しぶりぃ」「お疲れぇ」の挨拶の続きで、「羽田まで久保田麻琴さんが迎えに来てくださって、道が混んでたから色々お話し出来て良かった」というから、
「あの久保田麻琴さん?」と聞き返すと、
「そう、久保田さんがプロデュースしてくれるの」と聞いて驚いた。
「久保田さんから最初、ライヴ盤を作ろうかとお話をいただいて、それならスタジオで録ってみたいですと答えたら、レーベルを探してきてくれてやることになったのよ。今どきねぇ、CDなんてそうそう作れないでしょう。
久保田さんのことはやられてきたお仕事含め、実はあまり良く知らなかったから、若いときの私なら自分のイメージが変わるかもって遠慮したかもしれないけど、もうこの年でしょう?自分がブレないって分かるから。それよりどんなことするのかな?という好奇心のがずっと勝ってるのよ」
真理子さんは肝の据わった風に言って、ファミリー・レストランの階段をトントントンと登って行った。
 その翌々日、スタジオにお邪魔した。場所は初めて降りる北池袋という駅で、そこから徒歩10分にあるStudio DEDE。雑居ビルのエレベーターから降りると、何やらヴィンテージ感満載の楽器が並び、「おおお、すごい!」とよく分かってない私でさえ声が出る。スタジオ訪問に慣れない私は渋すぎるどら焼きなぞ買うて行ってしまったが、それをおいしそうに頬張ってくれる優しい久保田さんが、
「ここは機材のコーディネーションが世界レベル。90年代、ダニエル・ラノワがこういうアナログが豊穣だった頃の機材を使うスタジオ作りの方向性を確立し、ニューヨークやロサンゼルスにはこうしたスタジオが幾つもあるんです。ミュージシャン・フレンドリーなスタジオでしょう?」と教えてくれた。
 久保田さん、真理子さんとの出会いは「歌」から。2007年(私も覚えてます)EMIがワールドワイドでコンピレーション盤専門のレーベル、PETROLをスタート。久保田さんは“日本の歌”のキュレイトを依頼され、あれこれ探す中でたまたま真理子さんの「純愛」(2002年発表)を聞いて魅了され、美空ひばり、坂本九、美輪明宏らと共に選曲したことに始まる。大御所たちにもどこか共通する「独特の情感を持った極東の節」を真理子さんの歌に見出したそうだ。
「東京でも関西でもない不思議な響き。英語の歌も変にアメリカ人ぶって歌うんじゃなく、綺麗に発音して歌う。日本では“東京ドドンパ娘”からUAまで黒人っぽい声、ザラっとした倍音に憧れるでしょう?でも浜田さんはその真逆とはいわないでも癖のないカジュアルな声で歌い、それが沁みてくる。精神性を感じ、魔法に近い、シャーマニックな感覚がある。それにソングライティングが素晴らしい。言葉もメロディもシンプルなのに、がっしりとしたものがあり心を揺さぶる。そんな年でもないのにアメリカの古典に馴染んでいて、どうしてだろう?と思っていたら、『胸の小箱』(真理子さんの著書)を読んで分かったねぇ。なるほど人生の色んなことがあって、思いつきだけじゃない歌が生まれるんだ」
 うんうん、そうですよね。頷きまくる私。真理子さん、天才だと思いますもん。
 ちなみにこんな会話はご本人の前ではようしません。久保田さんはそんなプレッシャーかけたりするようなお人じゃない。
真理子さんはレコーディング後にこう言っていた。
「久保田さんとやってイヤな思いなんて微塵もしなかった。すごく気を遣ってくださって、曲へのダメ出しも『もうちょっとこんな感じの曲ない?』って風に言う。ジェントルマンだわ。ああ、でも曲はいっぱい書いた!普段書かないような曲も書いた。それは採用されてないけど(笑)。今回はドロドロした感情を沈殿させ、その上澄みのところを歌った感じかな。決して真水じゃないのよ。元は泥水でそれをろ過したもの」
 実際のレコーディングは3日間。その後、追加で1日。あとはじっくり久保田さんが練り上げた。スタジオを訪れた日、歌も入った音源を聞きながら、パーカッションを加える過程を見学させてもらった。いい音響で聴いた“その段階での”新作は過去の真理子さんのどのアルバムとも違い、思わず「ぜんぜん違う!」と声にした。そして私は欧米を中心に世界の色んな女性の歌を好んで聴いてきたけど、こんなに素晴らしい歌にこんな身近に出会えて、なんて嬉しいんだろうと思った。そしてミュージシャンの方々も凄い。ああ、プロだなと感嘆。
「みんな僕と長い人たち。良質なたんぱく質を供給できる人たち。浜田さんはDown To Earthな人だから、そういう音楽家を招いたんです」と久保田さん。なるほど。
 驚いたのはインスト曲が2曲もあったこと。
「最初のアルバム『mariko』(2002年)の重要な魅力にピアノがあったんですよ。インストの比重があった。浜田さんは手が大きくないけど、ピアノに渋いヴォイシングと健気な響きがある。そこを意識して聴いてほしい」
 久保田さんは『mariko』をとても愛してらして、真理子さんとも打ち合わせの最初の頃に「ああいう感じ」を今また違うアプローチでやろうというような話をしていたらしい。ああ、言われたみたら、『mariko』に入ってる「song never sung」なんて、ピアノが歌詞より多くを語っていたなぁと思い出す。あのピアノを聴くと、私が置いてきてしまった、無下にした、放り出した、色々大切なものが胃のあたりでモワモワと動き出してキュ~とした気持ちになるんだ。ちなみに『mariko』を聴くと私は、真理子さんてクリスティン・ハーシュに共通するものあるなぁと思って真理子さんにそう言うと、
「いつもみんな自分の好きな誰かに私を似ているという。たぶん8割方はその人の言う誰かに似てて、それが私の親しみ易さになっているのかも。でも残り2割は似てないという自負がある。私にロールモデルはいない。アイデンティティーないのがアイデンティティー。浜田真理子という棚に置かれるのが私の音楽なの」
 浜田真理子の6枚目のオリジナル・アルバム。浜田真理子の棚に置いてください。
 最後にデータを。
今回はオリジナル曲だけじゃなく、カバーもあります。「You Don’t Know Me」は1955年に書かれ、レイ・チャールズが名盤のほまれ高い『Modern Sounds in Country and Western Music』(1962年)で発表して全米トップ5入りした名曲。「Since I fell for you」は1945年にバディ・ジョンソンが書いて数多くのシンガーが歌っています。ボニー・レイットとか。さらに「なにもないLOVE SONG」は久保田さんがプロデュースする那智勝浦のギタリスト、濱口祐自さんの曲。「春の嵐の夜の手品師」はあがた森魚さんの曲。こうしたカバー曲を選んだ理由は是非、聴いてそれぞれがお確かめください。

(文・和田靜香/音楽&相撲ライター)

浜田真理子 「 胸の小箱 」

単行本 978-4860112639 / 2014.11.20 / ¥1,600(税抜) [通販はこちら]

浜田真理子 「 But Beautiful 」

ALBUM (CD) SFS-016 / 2013.07.24 / ¥2,500(税抜) [通販はこちら]

4年振りとなる5枚目のオリジナル・アルバム。本作のお題は『浜田真理子自身が欲しいもの。私音楽の追究』。
ライブでの定番曲をピアノ弾き語りでまとめた前作とは一転、本作は書き下ろし曲を中心に、大友良英、近藤達郎、外山明、水谷浩章、phonolitestringsと共につくりあげた現在の“浜田真理子の世界”が凝縮された第二のファーストアルバムとも呼べる作品になっています。
レコーディング・エンジニアはzAk。ジャケット・デザインは俣野温子が手掛けています。

アルバムは迷宮へと誘うかの如き印象的なことばが綴られた冒頭を飾るにふわさわしい『森へ行きましょう』で幕をあけ、ピアノ弾き語りでライブではおなじみになりつつある『ミシン』はphonolitestringsによる大胆なストリングス・アレンジが施されています。究極の弾き語りテイクとなる『遠い場所から』、不気味なリフレインが耳に残るコントラバスとのデュオ『ためいき小唄』、そして、本作のハイライトともいえるのが浜田真理子的文体練習音楽版ともいえそうな多彩なエッセンスが詰め込まれた長尺曲『花散らしの雨』、突き刺すエレキギター、コントラバス、ドラムス、ハーモニカが加わった浜田真理子的民謡『ちょっとひとこと』、アンビエントなギターが寄りそう名曲『はためいて』、音源化が最も望まれていた『骨董屋』では近藤達郎のアコーディオンがものがたりに更に深みを与えています。ドラムとのデュオ『Good Bye,Love』において唯一無二の世界観が展開された後は、メロトロンの音色が印象的な讃美歌風『啓示』、再びストリングスカルテットとの共演となる王道曲『あなたなしで』、そしてラストは「四十雀」から十年を歌う『五十雀』で幕を閉じます。“So Beautiful”ならぬ“But Beautiful”な作品です。

[試聴はこちら]

収録曲

  1. 森へ行きましょう(①) 
  2. ミシン(①) 
  3. 遠い場所から 
  4. ためいき小唄(②) 
  5. 花散らしの雨 
  6. ちょっとひとこと(②,③,④,⑤) 
  7. はためいて (③) 
  8. 骨董屋(⑤) 
  9. Good Bye,Love(④) 
  10. 啓示(③,⑤) 
  11. あなたなしで(①) 
  12. 五十雀 
  • ①phonolitestrings <水谷浩章(contrabass,strings arrangement) 梶谷裕子(viola) 橋本歩(cello) 平山織絵(cello)>
  • ②水谷浩章(contrabass)
  • ③大友良英(electric guitar,acoustic guitar)
  • ④外山明(drums)
  • ⑤近藤達郎(harmonica,accordion,mellotron)

浜田真理子 「 あなたの心に 」

ALBUM (CD) SFS-2012 / 2012.03.11 / ¥2,380(税抜) [通販はこちら]

ライブ会場・美音堂通販限定販売

浜田真理子 初のカバーアルバム。
「青葉城恋唄」「夜明けのうた」をはじめ珠玉の名曲をカバー。
ライブではすでにお馴染みの曲もありますが、本作では10曲中8曲をピアノ弾き語りではなく、ギター、ベース、パーカッション、ストリングスなどを取り入れ、流麗なアレンジで仕上げた、歌手・浜田真理子の魅力を伝える『The other side of mariko』とも呼べる作品になりました。
ジャケット・イラストレーションはsakanaの西脇一弘氏。

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収録曲

  1. 青葉城恋唄(作詞:星間船一 作曲:さとう宗幸) 
  2. これ以上(作詞・作曲:松山千春) 
  3. 水の都に雨が降る(作詞・作曲:安来のおじ) 
  4. あなたの心に(作詞:中山千夏 作曲:都倉俊一) 
  5. 祭りの花を買いに行く(作詞・作曲:友川かずき) 
  6. 赤い花白い花(作詞・作曲:中林三恵) 
  7. 哀しみのソレアード 
  8. 聞かせてよ愛の言葉(作詞・作曲:Jean Lenoir 訳詞:あらかはひろし) 
  9. 街の灯り(作詞:阿久悠 作曲:浜圭介) 
  10. 夜明けのうた(作詞:岩谷時子 作曲:いずみたく) 

浜田真理子 「 うたかた 」

ALBUM (CD) SFS-015 / 2009.12.21 / ¥2,500(税抜) [通販はこちら]

3年ぶりとなるスタジオ盤。本作は弾き語り中心のセルフ・プロデュース。ノンコンセプトでこの3年間、ライブで発表してきた新曲を一気に録音。テレビCMで大量オンエアーされ問い合わせが多かったAC『国境なき医師団』キャンペーン・ソング「ひそやかなうた」をはじめ、ライブではおなじみの楽曲「めぐりあい」「この恋をすてたら」「Treasure」「わたしたちのうた」などのCD化。他に浮遊感漂う初挑戦のエレピ弾き語り曲「うたかた」、オリジナル・アルバム未収録だった名曲「かなしみ」、「Love song」や映画『うん、何?』主題歌「アンダンテ」も再録。唯一のカバー曲「哀しみのソレアード」にも注目。録音エンジニアは前作同様にZAK。 

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収録曲

  1. この恋をすてたら 
  2. 愛の風 
  3. かなしみ 
  4. みちくさ 
  5. ひそやかなうた 
  6. Love song 
  7. うたかた 
  8. めぐりあい 
  9. アンダンテ 
  10. あの日の小夜曲(セレナーデ) 
  11. Trasure 
  12. 哀しみのソレアード 
  13. わたしたちのうた 

浜田真理子 「 夜も昼も 」

ALBUM (CD) SFS-014 / 2006.11.04 / ¥2,500(税抜) [通販はこちら]

浜田真理子新作がついに完成。プロデューサーに大友良英、レコーディング・エンジニアにZAKを迎えての新作スタジオ盤。前作『あなたへ』から4年もの歳月が経過。これまでのピアノ一本の弾き語りに、極めて小さい楽器編成を加え、「歌」を支え見事に溶け合う極上のアンサンブルを実現させる決定盤に仕上がる。

この4年間で数々の共演ライブを経験し、大友良英の協力を得、じっくりと時間をかけてたどり着いた本作。「うた」「ピアノ」の圧倒的な存在感で完成されたピアノ弾き語りスタイルに他楽器を加える必要はあるか?を追求し続けた答えがここに在る。総勢12名のゲスト・ミュージシャンの持つ資質を十二分に引き出し、シンプルかつ大胆なアプローチで音の彩りを施した大友良英の絶妙なプロデュース、浜田真理子の繊細な歌表現の緩急を細部までとらえ、まるで目の前で歌われているかのような上質な生音像に仕上げたレコーディング・エンジニアZAKの手腕に注目。

4年という歳月が必然だったとも言える作品となった。ジャケット・イラストは林静一。

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収録曲

  1. 十五夜 
  2. スプーン 
  3. 存在 
  4. 風の音 
  5. 旅路 
  6. 埋(うず)み火のブルース 
  7. 今日 
  8. 恋ごころ 
  9. 爪紅(つまべに)のワルツ 
  10. Someday soon 
  11. 胸の小箱

浜田真理子 「 あなたへ 」

ALBUM (CD) SFS-003 / 2002.10.20 / ¥2,500(税抜) [通販はこちら]

英語詞を中心にしたファースト・アルバムと対を成す、日本語詞による待望のセカンド・アルバム。ピアノ1本の弾き語りとは思えない豊かな音の世界が各方面で静かに衝撃を与える。レコーディングは地元島根のコンサート・ホールを借り切っての一発録音。
シンプルなうたでありながら、J-POPともジャズとも歌謡曲ともフォークとも言えない、けれどもそのどれとも調和する世界は彼女独自の世界と言えるでしょう。2003年最大の話題作となった映画「ヴァイブレータ」のエンディング曲「あなたへ」を収録。

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収録曲

  1. 純愛 
  2. 理由 
  3. Fruitless Love 
  4. 月に聞く 
  5. 月の記憶(アルバム・ヴァージョン)
  6. あしくび 
  7. 四十雀 
  8. 聖歌〜はじまりの日〜(アルバム・ヴァージョン) 
  9. あなたへ 

浜田真理子 「 mariko 」

ALBUM (CD) SFS-002 / 2002.06.30 / ¥2,500(税抜) [通販はこちら]

’98年、島根の地元レーベルPLANKTONEからリリースされていたファースト・アルバムを再リリース。完全にネイティヴ(英語)としか思えない完璧な発音と作詞センス、ジャズとローラ・ニーロなどの知性的シンガー・ソング・ライターと歌謡曲の親しみやすさが同居した奇跡的音楽性が衝撃を与える。地元レーベル時代、流通状況がとてもいいとはいえなかったにも関わらず、都内量販店では軒並み3ケタを越すセールスを記録しました。英語詩を中心にしている中でポツリと収録された日本語曲「のこされし者のうた」のインパクトも鮮烈。

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収録曲

  1. THE CROW 
  2. SYUJI 
  3. のこされし者のうた 
  4. SEPTEMBER 
  5. Mariko's BLUES 
  6. song never sung 
  7. COUNTRY SONG 
  8. AMERICA 
  9. WALTZ FOR WOODY 

浜田真理子 「 Live. La solitude 」

LIVE ALBUM (CD) SFS-017 / 2014.06.25 / ¥2,500(税抜) [通販はこちら]

9年ぶりのライブ盤。タイトル通り、ステージでたったひとりピアノと向き合いひたすら弾き語ります。ここ数年のレパートリーからの選りすぐりの名曲で構成した一夜をそのまま収録。カバー曲が多く、オリジナル曲は3曲ですが、資生堂のCM書き下ろし曲「Love You Long」は初音源化。唱歌として知られる「りんごのひとりごと」は寂寥感ある物語になり、クラシック曲「ハバネラ」は歌とピアノが一体化した一人グルーヴが心地よい間を作り出すなど、原曲を分解、独自の解釈で味付け再生する浜田真理子のカバー作業の神髄が垣間見えます。唱歌、クラシック、ブルース、フォーク、シャンソンからロックまでジャンルの垣根を取り払い違和感なく並べ一つの作品にできるのはピアノ弾き語りライブならではのもの。スタジオ盤とは別の浜田真理子の凄みが味わえる作品です。

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収録曲

  1. 早く抱いて(作詞・作曲:下田逸郎) 
  2. りんごのひとりごと(作詞:武内俊子 作曲:河村光陽) 
  3. Love You Long(作詞・作曲:浜田真理子) 
  4. ハバネラ(作詞:堀内敬三 作曲:G.Bizet) 
  5. 君に捧げるラブ・ソング(作詞・作曲:岡林信康) 
  6. ミシン(作詞・作曲:浜田真理子) 
  7. Hallelujah(作詞・作曲:Leonard Cohen) 
  8. 予感(作曲:浜田真理子) 
  9. 夕凪のとき(作詞・作曲:浅川マキ) 
  10. Mariko’s BLUES(作詞・作曲:浜田真理子) 
  11. 機関車(作詞・作曲:小坂忠) 
  12. 愛の讃歌(作詞:Edith Piaf 作曲:Margueritte Monnot 訳詞:岩谷時子) 

浜田真理子 「 mariko live 〜romance〜2004.11.4 at Bunkamura Theatre COCOON 」

LIVE ALBUM (2CD) SFS-2004 / 2005.03.12 / ¥3,500(税抜) [通販はこちら]

毎年恒例となった秋のワンマン・ライブを収録、CD化。ライブ・アルバム3作目になる本作がシリーズ三部作の最終章となります。チケットが僅か30分で完売するほど、観客の期待が最高潮に達したライブ。その期待に寸分違わぬ“うた力”で聴衆を一気に引き込む様が聴きどころ。
2枚組のdisc-1はシアターコクーンでのライブ。タイトル通りラブソングで全編構成される。それはまるでミュージカルやオペラを観るように、各々の楽曲の含意する物語が連なり結末まで駆け抜け、一つのストーリーを形成する。浮かんでは消える“愛とは?”という命題をオリジナル曲、カバー曲で見事に演出される内容は、浜田真理子の真骨頂である。終盤に向かってヒートアップする凄みには圧巻。三部作最後を飾るに相応しい最高傑作ライブである。
Disc-2では、その他の様々な場所でのベストテイクをまるでもう一日のライブとして楽しめる内容に編集してあります。ボーナス・トラックとして市川準演出「白岳」CMで流れている『流転』を収録、全28曲。

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【DISC-1】 live at Bunkamura Theatre COCOON

  1. ゴンドラの唄 
  2. 理由 
  3. I’m gonna sit right down and write myself a letter 
  4. 霧笛 
  5. America 
  6. Beyond 
  7. Nearness of you 
  8. 黒の舟唄 
  9. のこされし者のうた 
  10. 俺はお前に弱いんだ 
  11. 逢わずに愛して〜Do right woman - Do right man 
  12. Love song 
  13. 流転 
  14. 純愛 

【DISC-2】 at the other places

  1. 月夜の夢に 
  2. Baby mine 
  3. 離別(イビヨル) 
  4. Black Coffee 
  5. Love me tender 
  6. 昭和ブルース 
  7. しげさ節 
  8. 四十雀 
  9. 恋ごころ 
  10. 湖畔の宿〜Cry me a river 
  11. 夜の底 
  12. みんな夢の中 
  13. 場末哀歌 
  14. 流転(スタジオ・テイク)(ボーナス・トラック) 

浜田真理子 「 mariko live 〜こころうた〜 2003.11.21 at GLORIA CHAPEL 」

LIVE ALBUM (2CD) SFS-2003 / 2004.03.12 / ¥3,500(税抜) [通販はこちら]

内容は既存のロングセラー・アルバム「mariko」「あなたへ」からの浜田真理子オリジナル曲、毎度ライブでおなじみの歌謡曲・ジャズ・スタンダードからのカバー曲。そして注目すべき異例なこととして、新作オリジナル曲を先行収録している点であろう。多様な角度から浜田真理子の本質に迫り、新作への新境地の序章としても楽しめる内容。2003年11月に行われた品川教会グローリア・チャペルでのワンマン・ライブをDISC-1に、DISC-2には他の6ヶ所のライブからのベスト・テイクを収録した合計150分を超える2枚組。新作オリジナル曲を収録するなど多様な角度から浜田真理子の本質に迫り、各々の歌が彩る様々な表情を十二分に堪能できるカタログ的作品。新作への新境地の序章としても楽しめる内容。

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【DISC-1】live at GLORIA CHAPEL

  1. The door 
  2. あなたへ 
  3. 花笠道中〜Walking after midnight 
  4. .ほのほ 
  5. 抱擁 
  6. Love song 
  7. 恋ごころ 
  8. Johnny guitar〜粋な別れ 
  9. ラストダンスは私に 
  10. Only women bleed 
  11. カノン 
  12. The core of you 
  13. 朝日のあたる家(朝日楼) 
  14. 純愛 
  15. 柔 
  16. 安来節

【DISC-2】at the other places

  1. 予感 
  2. Ain't misbehavin’〜胸の振り子 
  3. 貴方のためのブルース 
  4. I've got you under my skin 
  5. のこされし者のうた 
  6. 船頭小唄 
  7. 水の都に雨が降る 
  8. The Crow 
  9. Song never sung 
  10. 再会の夜 
  11. かなしみ 
  12. 座頭市 
  13. 失恋ブルース 
  14. Sunday 

浜田真理子 「 mariko live 〜月の記憶〜 2002.11.9 at Bunkamura Theatre COCOON 」

LIVE ALBUM (2CD) SFS-2002 / 2003.04.25 / ¥3,200(税抜) [通販はこちら]

2002年11月渋谷文化村シアターコクーンで行われた東京初のワンマン・ライブの模様を収録したドキュメンタリー・ライブ・アルバム。英語詞を中心としたファースト、日本語詞によるセカンド、そしてオリジナル曲と同レベルで扱われる多岐に渡るカヴァー曲、それらが渾然一体となった彼女の本当の世界が堪能できます。ほとんどの観客が彼女を初めて観るため、会場全体に生まれるその緊張感も興味深く、ライブ三部作の第一章に相応しい内容。

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【DISC-1】

  1. introduction 
  2. Waltz for Woody 
  3. September 
  4. I wanna be loved by you 
  5. Just when I needed you most〜離別(イビヨル) 
  6. 白い船のゐる港 
  7. Love for sale

【DISC-2】

  1. 純愛 
  2. I'm so lonesome I could cry 
  3. あしくび 
  4. 月の記憶 
  5. Fruitless love 
  6. For sentimental reasons〜逢いたくて逢いたくて 
  7. 聖歌〜はじまりの日〜 
  8. 教訓Ⅰ 
  9. I'll get by 

浜田真理子 「 Love song 」

MINI ALBUM (CD) SFS-009 / 2003.11.05 / ¥1,700(税抜) [通販はこちら]

これまで執拗と言っていいほどシンプルなピアノだけによる弾語り作品を発表してきた浜田真理子が、その解禁ともいうべき共演作。菊地成孔(alto sax)によるとろけるようなイントロから始まるタイトル曲は彼女の古くからの人気ナンバー。西田佐知子のヒット曲「アカシアの雨がやむとき」のカヴァーもオリジナルティ溢れる仕上がり。「アカシアの雨に打たれこのまま死んでしまいたい」と歌われるこの曲がタイトル曲とリンクします。つまり猛烈な「生」の意識。5曲中3曲で参加した船戸博史(contrabass)の演奏が冴え渡る。ジャケット・イラストは漫画家・近藤ようこ。 

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収録曲

  1. Love song 
  2. ラストダンスは私に 
  3. 貝殻節 
  4. アカシアの雨がやむとき 
  5. Winter people 

浜田真理子 「 聖歌〜はじまりの日〜 」

SINGLE (CD) SFS-005 / 2002.10.20 / ¥1,200(税抜) [通販はこちら]

タイトル曲の「聖歌〜はじまりの日〜」はFM802の'02年11月のヘビーローテーション曲。カップリングの2曲はカヴァーで、そのうち加川良の作品「教訓Ⅰ」は‘02年8月の「筑紫哲也News23」終戦特集にエンディングでフルコーラス放映され局に問合せが殺到した話題のテイクです。全曲アルバム未収録のセカンド・マキシ・シングル。

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収録曲

  1. 聖歌〜はじまりの日〜(シングル・ヴァージョン) 
  2. 教訓Ⅰ 
  3. さとうきび畑 

浜田真理子 「 純愛 」

SINGLE (CD) SFS-001 / 2002.06.30 / ¥1,200(税抜) [通販はこちら]

セカンドアルバムに先立ちリリースされたファースト・シングル。
タイトル曲「純愛」はすべての男女が「愛ってなんだ?」という命題をストレートに、そして静かに突き付けられる問題曲。現在のライブでは人気曲として定着。「知りたくないの」は菅原洋一のヒット曲のカヴァー。 

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収録曲

  1. 月の記憶(シングル・ヴァージョン) 
  2. 純愛(シングル・ミックス) 
  3. 知りたくないの(アルバム未収録) 

浜田真理子 「 mariko live 〜四十雀〜 」

DVD (DVD) SFS-011 / 2004.12 / ¥2,860(税抜) [通販はこちら]

2004年7月に放送されたMBS/TBS系『情熱大陸』の番組用に5台のカメラで収録されていたライブをDVD化。番組では、その一部しか使用されませんでしたがオンエア後、「番組放送のライブ・シーンをもっと観たい」という多くの声が寄せらる中、毎日放送の協力により実現しました。オリジナル曲を中心にこの日の演奏は全く隙がないベスト・テイク揃い。ボーナス映像として4月30日に演奏された「純愛」も収録。数少ないライブも即ソールド・アウトという状況が続く中、貴重な映像作品となってます。

収録曲

  1. 再会の夜 
  2. Fruitless love 
  3. 四十雀 
  4. かなしみ 
  5. カノン 
  6. 水の都に雨が降る 
  7. 月の記憶 
  8. The core of you 
  9. あなたへ 
  10. (ボーナス映像)純愛(収録時間:55分)

大友良英・ニュー・ジャズ・オーケストラ 「 ONJO 」

(CD) DMF-102 / 2005.04.24 / [通販はこちら]

カヒミ・カリィ、浜田真理子、二人のヴォーカリストをゲストに迎え、ONJQから格段の進歩を遂げたオーケストラ作品。時に静寂に時に過激に演奏される様々なシーンは、ジャズ・音響・ロック・声・ノイズ、etc.といったあらゆる音の可能性を統合(拡散)し、全てのリスナーの耳に新たな発見をもたらす。耳を澄ませば聴くことの出来る繊細な音達。演奏中のハプニング・ノイズまでもあえて収録し(よ〜く聴けばきこえます)、音の聴取の可能性と想像力を喚起する。大友良英、渾身のディレクションによる大傑作!(doubtmusicホームページより)

※7曲目「a-shi-ta」に参加してます。

詳細、お問合せは
doubtmusic

収録曲

  1. eureka
  2. theme from canary
  3. broken shadows
  4. lost in the rain
  5. orange was the color of her dress, then blue silk 〜 tails out
  6. mayonaka no shizuka na kuroi kawa no ue ni ukabiagaru shiroi yuri no hana
  7. a-shi-ta

オリジナル・サウンド・トラック 「 カナリア 」

(CD) SFS-012 / 2005.02.18 / ¥2,500(税抜) [通販はこちら]

全編、大友良英が音楽を担当する大ヒット作『黄泉<よみ>がえり』につづく塩田明彦監督作品『カナリア』のオリジナル・サウンドトラック盤。ある時は走るこどもたちの速度をさらに追い上げ、ある時は立ちつくす彼らにそっと寄り添うようなメロディが奏でられる大友良英によるインスト曲に加え、浜田真理子の最新スタジオ音源を4曲収録。浜田真理子が作詞、大友良英が作曲し、大友良英NEW JAZZ ENSEMBLE SPECIALによるシンプルな彩りが歌を引き立てるテーマ曲「カナリアのテーマ」。JAZZアレンジが施されたカヴァー曲「銀色の道」、すでにライブでは披露されCD化が望まれていた新曲「Beyond」を収録。浜田真理子の本質を見抜き今後の新たな展開を予感させる大友良英のプロデュース・ワークに注目!! また、エンディングで衝撃を与え、映画の強度を高めた、ナンバーガール解散後、現在 ZAZEN BOYS で活動中の向井秀徳による「自問自答=カナリアMIX」(新録音です!)も収録!! 

[試聴はこちら]

収録曲

  1. オープニング 
  2. カナリア<遠雷MIX>(Vo: 浜田真理子) 
  3. 光一と由希1 
  4. カナリア<バスマリンバ・ヴァージョン> 
  5. 銀色の道 <バラード・ヴァージョン>(Vo: 浜田真理子) 
  6. 草原の女達 
  7. 儀式 
  8. 銀色の道<ジャズ・ヴァージョン>(Vo: 浜田真理子) 
  9. 光一と由希2 
  10. 光一と由希3 
  11. Beyond(Vo: 浜田真理子) 
  12. 銀色の道 <オリジナル・サウンドトラック・ヴァージョン> 
  13. カナリア<インストゥルメント・ヴァージョン>(大友良英 NJES) 
  14. 自問自答 <カナリアMIX>(向井秀徳) 

浜田真理子 「 再会(c/w「さだめ川) 」

ANALOG (7inch) SFS-006 / 2003.07.20 / ¥1,000(税抜) [通販はこちら]

ライブ会場と円盤にて限定販売のアナログシングル盤。カップリングは「さだめ川」で「再会」と共にCDには未収録です。ジャケット・イラストレーションは宇野亜喜良が担当。

[試聴はこちら]

収録曲

  1. 再会 
  2. さだめ川 

浜田真理子 「 月の記憶 」

ANALOG (7inch) SFS-004 / 2002 / ¥1,200(税抜) [通販はこちら]

ライブ会場・通信販売のみでの300枚限定プレスのアナログ7inchシングル。

収録曲

  1. 月の記憶 
  2. 知りたくないの 

オムニバス 「 so far songs 」

(CD) EHE-024 / 2000.09.30 / [通販はこちら]

「うたもの」という名の新しいタームを提示し、「bounce」誌に掲載されるなど各方面で大きな話題を呼んだ田口史人(現・美音堂)の主宰するオズディスク傘下のEHEよりリリースされた名コンピレーション。
浜田真理子はちあなおみもカヴァーした名曲「港の見える丘」を生ギターの弾き語りで参加し、発表後にレーベルに問い合わせが殺到。その好評に答える形でファースト・アルバム「mariko」を再発するなど、現在の美音堂に至る源流となった作品ともいえる。

収録曲

  1. -introduction- 水車/村上ゴンゾ 
  2. コスモス・デッド/ラブクライ 
  3. あなたを捨てる/渚にて 
  4. 港の見える丘/浜田真理子 
  5. もうすぐ(remix)/ぱぱぼっくす 
  6. cyan/スパロウズ・スクーター 
  7. オブラブ/タナカ 
  8. スプリング(ハズカム)/ボルゾイ 
  9. 砂の人/シネルパ 
  10. 彼女は太陽(live version)/フリーボ 
  11. 波間の愛好者/朝生愛 
  12. ひとつの音/ヒヤシンス 
  13. サヨナラの砂/田中亜矢 
  14. 悲しいだけ/コモンビル 
  15. ママの山羊は10匹(できたてversion)/ふちがみとふなと 
  16. サマーワルツ(live version)/OKミュージック・ボール 
  17. 不在のうた/山本精一 with RASHINBAN